不動産屋さんに入ると、割との人の良さそうなおじちゃんが出てきて応対してくれました。他の物件なども 見た話なども交えながら、作戦通り大変気に入っていることをアピールしました。どうやら、他の人に売るつもり というのはやっぱり本当だったようです。まだ買付証明までは話が進んでいないとのことでした。しかし、ここは譲れません。大変気に入っているので、是非買いたい ということもアピールし、買付証明を書くように話を進めました。
値引きも控えめに聞いてみました。「値引きとかってできますか?」という感じで。 そしたら「どれくらい?」と聞かれたので、「端数(10万円のレベル)を落としたい」といった所わりとあっさりOKでした。 内心、この感触だともうちょっといけたのかな?と思いつつも話を進めました。
周りの環境など色々と説明を聞いているうちに買付証明が出来上がってきました。後はサインして、印鑑を 押すだけです。
「もう少し安くならないですか?」
なんとその土壇場で、妻が最後の交渉を切り出しました。
「いくらぐらい?」「あと40万ぐらい・・・。」「じゃあ、全部で100万値引きね。」「ありがとうございます!」 「しっかりした奥さんだねぇ・・・。」
というわけでなんと最後の最後のもう一押しが通用してしまいました。でかした、貧乏ママ!!
買付け証明の値段を修正し、晴れてサインと印鑑を。これでもう一組アプローチしていた方は お断りしてもらえるということでした。ギリギリセーフの大逆転でした。しかも、この不動産屋さんは 売主になるため、仲介手数料も不要になります。
買付け証明を出した頃には日は暮れていました。その後は、参考ということでその不動産屋さんが持っている建築会社の 展示場見学をしました。営業の人がその展示場のありとあらゆる部分について力説していました。
とにかく、なんとかかんとか、ようやく我が家の土地が決定したのです。
これで土地探しの戦いに終止符が打たれ、無事土地をゲットしたわけです。しかし、今から考えるとあらかじめ この土地を購入するのが決まっていたかのような展開でした。なぜかいったんボツにしたのに復活したり、仲介手数料の必要な方の不動産屋さんは先に連絡したのにつながらなかったり。
これを「土地は縁物」と言わずしてなんと言いましょうか。
しかし、いくら「縁物」とはいっても、汗一つかかずに向こうから転がり込んでくることはまずないでしょう。やはり足を使い、手を使い(マウスとキーボードね)地道に探すことが「縁」をつかむために必要なのかも知れません。
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