【06】ハウスメーカーに聞いてみました。

「そこに家を建てるわけですから、土地はやっぱり家のプロに相談してください。  北道路って一般的に悪いって言われてますけど、間取りを考えるとそうでもないケースも  あるんですよ。たとえば玄関は北になるので、南側に居室を持って来れますし、庭も目線を  気にしなくて済みますよね。」

なんていう話を聞いたのは大分前にへーベルハウスの展示場へ行った時。 営業さんが丁寧にホワイトボードを使ってド素人夫婦に説明してくれました。

翌日、土地は「家のプロ」のハウスメーカーにも相談した方が良いという教えに忠実に従って、 土地の宣伝用のチラシ(図面)を持って展示場へ向かいました。

積水ハウスかパナホームかどっちから攻めるか迷いましたが、当時は積水ハウス有利だったので、 まずは様子見ということでパナホームへ突入しました。

貧乏家族3人でパナホームの展示場へ入ります。展示場のダイニングあたりでちょっとブラッと見ていたら早速営業さんが出てきました。 俄然展示場の中の設備とかの説明を始めようとしたので、間をみはからって、候補にしている土地があるので、 見てもらいたいと切り出したら、積極的に対応してくれました。営業さんも冷静を装いつつも 心の中のテンションはちょっと上がり気味みたいな。ま、土地もすでに目星をつけているとなると、 ハウスメーカーも勝負どころですからね。やっぱり土地まで具体的な話が進んでいると ハウスメーカーの対応も変わってきますねぇ。営業の効率からすると当然かもしれませんが。

ハウスメーカーでは初めてテーブルに座っての本格的な打ち合わせとなりました。娘はジュースを出してくれたので ご機嫌でした。まずはこちらが見てきた土地の様子を説明しました。擁壁があることや、駐車スペースが予め 取ってあって、段差があること、それによって家の面積が減るのでは?とか道路の位置、周りの 環境(南側にマンションがあることなど)について素人見でわかる範囲で色々説明しました。 日当たり等も気になったところでしたが、吹き抜けを採用するなどすればいかようにも工夫 できるとのことでした。

しかもパナホームは不動産部門を持っていて、公に出ている物件であれば 扱うことができるとのこと。何が嬉しいかって仲介手数料が要らないこと。これが結構ばかに ならないんですよ。土地の値段にもよりますが、数十万円は違ってきます。

もしかしたら結構いけたりして?なんてちょっとテンション上がり気味になるも、パナホームの 不動産部門がその物件を扱えるか、またどういった物件か、などを調べましょうか、ということなので、 お言葉に甘えて調べてもらうことにしました。もしかしたらマイホーム実現に一歩近づいた? 淡い期待感を含みつつ、積水ハウスにもアタックしてみることにしました。

パナホームと同じ、「ぶらっと中を見学しつつ、間を見計らって土地の話を持ち出す」作戦を採りました。 他のハウスメーカーと同じく、営業さんが出てきて、展示場の内部を案内してくれました。 で、タイミングを見計らって土地の話を切り出しましたが、擁壁の話をしたら、他の詳しい話を聞く前に サクッと「やめた方がイイです。」と言われてしまいました。色々説明しようとはしたんですが、 聞く耳もたずという感じ。擁壁のある物件はお話にならないという感じで、 積水ハウスとはそれ以上話の展開はありませんでした。

まぁもしかしたら営業としては正しいことを言ってくれたのかも知れないなぁと 思いつつも、パナホームで上がったテンションは下がり、ダメならダメで別を あたるしかないかなぁと思いながら展示場を後にしました。

というわけで、我々としてはパナホームの調査結果待ちとなりました。

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