エコキュートの感想

エコキュートの実際

エコキュートの使い心地は?

ここでは、エコキュートを導入してみて、実際のところどうだったのか、お話ししたいと思います。

とは言いながら、蛇口をひねってお湯が出るという機能自体はガス湯沸し方式でも電気温水機でも変わりません。つまりそれ以外の点が焦点になるので、そこを中心に紹介していきます。

まず気になるのは電気代ではないでしょうか。これはかなり安いと思います。我が家は夏場はエアコンなしですが、3人家族で、電気代が5,000円ぐらいでした。冬は床暖房をつけるので跳ね上がりますが、IHクッキングヒーターの利用もあって5,000円なので、詳細な内訳がなくてもお湯で必要な料金はかなり安いと言えそうです。ただし、我が家は夏場はシャワーだけですので、夏でも湯船につかったり、家族の人数が増えたり、子どもと一緒にお風呂に入らなくなったりすると、もっと上がるかもしれません。

光熱費(ランニングコスト)が抑えられるというのは、やはり最大のメリットだと思います。

これはエコキュートだけの機能かどうかわかりませんが、自動のお湯はり機能は便利です。スイッチポンであとは勝手にお湯はりをやってくれて、終われば音声でのアナウンスがあります。

地味なところでいうと、お風呂と同時にキッチンでお湯を使っても急に水が冷たくなることがないという点でしょうか。

あとは安全面ですね。ガスを使わないので、ガス漏れ、一酸化中毒などの危険性がありませんし、まず火事につながることもないのではないでしょうか。また、地震などの非常時の貯水タンクとしての機能ということも安心感につながります。

あとは、デメリットや制限についてです。

機能的な面では、追い炊きができないという機種もあるらしいですが、我が家で導入しているものは追い炊きもできるので、追い炊きが必要な家庭ではそういった機能も考慮したほうがよいでしょう。追い炊き機能はあるのですが、ガスに比べ、温まるのに時間がかかります。あのガス独特の熱いお湯がじわーっと出てきて、かき混ぜて適温にしていくやりかたや、温度が高い上からまずは使っていくようなテクも使えないので、しょっちゅう追い炊きする使い方をする人や、家族がバラバラの時間帯でお風呂にはいる家族は不便を感じるかもしれません。建築した時には保温性のある浴槽が選べなかったのですが、今なら絶対保温性のある浴槽にします。たとえ家族がバラバラに入浴したとしても、浴槽が保温してくれれば、追い炊きや高温差し湯の量が少なくて済みます。

機能的な面では、追い炊きができないという機種もあるらしいですが、我が家で導入しているものは追い炊きもできるので、追い炊きが必要な家庭ではそういった機能も考慮したほうがよいでしょう。建築した時には保温性のある浴槽が選べなかったのですが、今なら絶対保温性のある浴槽にします。というのも、追い炊き機能はあるのですが、ガスに比べ、温まるのに時間がかかるような気がします。

使い始めでは、お湯が出るまで若干時間がかかります。計ったことはありませんが、冬場で1分ぐらいかかっている気がします。キッチンの瞬間湯沸かし器のようにすぐお湯というのに慣れていると、不便に感じるかもしれません。

よく心配される湯切れですが、湯切れはあります。とくにお湯をはったり、キッチンで多くお湯を使ったりした時、冬場では湯切れすることがあります。ま、深夜時間帯なら沸き上げしてしまえばいいですし、どうしてもというなら昼間でも沸き上げすれば使えます。1週間分の利用データから自動的にお湯の量を調整しているので、普段より多く使ったりすると湯切れすることがあります。来客がある場合などは手動で多めの設定にするなどの工夫が必要です。ただ、警告音が出てから、まめに水をとめてシャワーに入れば入りきれたりするので、特に夏場は警告音が出ても気にせず入浴してしまいます。

ガスであれば、必要な時に必要なだけ沸かすので、まったく心配いりませんが、夜間沸かしてためておくエコキュートならではの制限ではないでしょうか。心配であれば、一回り大き目のサイズのタンクを選択することも考えてはいかがでしょうか。お湯切れを気にするため、結果節水になるという面はあるかもしれません。

あとは、比較的新しい技術なので、耐久性を心配する声もあるようですが、この3年間で修理が必要になったり、何か不具合があったりしたことはありません。10年ぐらいは持つらしいですが。

ちなみに、キッチンと会話できる機能があるのですが、ほとんど使うことはありません。しかも相手が話している時はこちらは話せない一方通行(トランシーバーみたい)なので微妙な機能です。直接ドア越しで話したほうがイイ、みたいな。キッチンとバスが別の階だったりすると威力を発揮するんでしょうか。