自分で工法について勉強したり、建築現場会や、ショールーム見学などに行きだし、少しメーカー選びが本格化し始めた頃。
(2004年7月~2004年9月ぐらい)
展示場のメーカーを色々回ったり、自分たちで考えたりした結果(おそらく、スェーデンハウスとか、菊池建設の木質系の内装が気に入っただけかもしれませんが)この頃は木造が良いと思っていました。日本では古来より木造でしたり、人間にとってやっぱり「木」の家が自然なんじゃないかと。
で、木造系メーカーを中心に検討していました。ただ、昨今の気象情勢などを考えると、冬暖かい家も大事だが、夏涼しいことも大事ではと思っていました。我が家は夏も冬も冷暖房をほとんど使いません。夏は自然換気と扇風機がメイン。冬はこたつか、キッチンの調理時の自然発熱がメイン。冬は昔ほど寒くなくなってきているし、夏は年々暑く(熱く?)なっている。
そんなわけで、スウェーデンハウスは候補からはずすことにしました。営業さんがとにかく冬暖かいことがウリですとアピールしていましたので。密封された空間より、風通しができる空間が良いのでは?と思ったわけです。
(2004年8月~2004年9月ぐらい)
ちょっとでも情報を得ようと、やはり木質系で在来工法(軸組工法)メーカーである、住友林業の建築現場の見学会と、三井ハウスのバス見学会に参加しました。
まずは住友林業の現場見学をしました。住友林業は、在来工法と言えど、軸となる柱と柱の間に木質パネルを貼ることで、耐震性を高めています。面で剛性を出す工法ですので、どちらかというと2X4に近いかもしれません。1階は、柱などにしたから1mぐらい防蟻防腐材が塗布されていました。これで虫害を防ぐということでしょう。やはり木質系の天敵はシロアリでしょうから。で一通り見たところで終了しました。
住友林業に続いて、三井ハウスのバス見学会に参加しました。このメーカーはネットなどで情報を調べても、ほとんど悪い噂が見当たりません。(のちにインスペクターの方にお話を聞いたところ、この手のクレーマーサイトの情報はそこまで気にする必要はないということでした)
まずは現場見学です。これも建築中の現場を見学しました。やはり同じ在来工法の家ということで、素人見、同じような雰囲気の現場でした。このメーカーもSSH工法といって面材を貼ることで強度を出します。ですので、純然たる在来工法というよりも、やはり2X4に近い構造になると思います。その後は、昼食会をはさんで、ショールームで途中防犯設備や、基礎の説明などなどがありました。基礎の頑丈さを結構アピールしていました。ここの人たちは家に対する真摯な態度を感じました。
(2004年9月~2004年10月ぐらい)
色々な見学や、メーカーからの説明、カタログなどみて研究していて、ふと思ったことがありました。木質系メーカーと言えど、結局間に断熱材を入れ、外壁はたとえばセラミックなどの外装材。家の内側も、石膏ボードなどを入れた上にクロス張り。結局人間が目にする部分は別に木じゃないじゃん。それなら今まではずしてきた鉄骨を検討しても良いんじゃないのか?耐震性、耐火性を考えたら、鉄骨の構造で、内部を木質系にするのが良いんじゃないのか?という疑問がふつふつと沸いてきたのです。(ちなみに、良く名の知れたハウスメーカーであれば、工法の違いに関わらず、阪神大震災クラスの地震で倒壊することはまずないそうです。)
(2004年9月~2004年10月ぐらい)
そんなわけで、気持ちは段々鉄骨系へと向いていくことになりました。この時期から、パナホームや、積水ハウスなどのメーカーにアプローチをし始めました。
ちなみにこの時期から土地探しが本格化し、1年ぐらいをめどに移り住むことを検討し始めました。予算なども具体化しつつあり、心なしか、メーカーの営業さんの対応も、当初にくらべてよ良くなってきたような気がしました。
土地探しとメーカー探しを同時並行に行い始め、週末はほぼマイホーム建築に時間を割かれるようになりました。